どこに行けば見える未来

Kis-My-Ft2千賀さんのモンペ芸を生業にしている人の仕事場

2 out of 7 billion

この地球に生きている70億人のうちの2人はこう形容されることが多い。

 

「双子かつライバル」

 
二人は性格も全然違うしダンスや歌も正反対。
 
一人はハスキーな声や、手足指の長さなど、生来的に持ち合わせているものが大きな武器のひとつになっている。
うまさという観点を超えた部分で「あぁこの踊り方好きだなぁ」「この声かっこいいなぁ」と思わせてくれるし、とても惹きつけられる。
 
もう一人は努力と熱意がわたしたちの目に見える形で大きなエネルギーになっている。
彼自身の内なる思いがダンスや歌に乗っかることで、魅力が倍増される。
 
 
70億分の2。
二階堂高嗣と千賀健永だ。
 
 
生まれながらのシンメ、つまり双子には、冒頭で述べた通り様々な違う点があるが、その一つがこれだ。 
 
 
カ千には「アイドルとしての見られ方」に大きなスタンスの違いがある。
 
 
今、二階堂さんは徹底して作り込んだ姿を私達に見せてくれている。
「アイドル」という夢をわたしたちにきちんと見せてくれる。 
その場その場で求められる役割になりきってくれる。
 
逆に「アイドル」がオフモードに入っているときの自分自身のことはできるだけ隠しておきたいタイプだという印象を受ける。
 
だからプライベートをあまり明らかにしたがらないし、稀に個人的なエピソードを聞いててもいまいち納得がいかなかったり「この話ホント?」と思うこともある。
 
先日印象深いエピソードが発見された。
 
二階堂さんはSexy Zone松島聡くんに対して、一緒に食事をしても割り勘&電車で帰すと述べていたようだが、後日松島くん側から「割り勘じゃない。二階堂くんが払ってくれる。電車で帰ったことはない。タクシー代も二階堂くんが出してくれる」という主旨の暴露があった。
 
決して自分からはこういったことを公表しないのが二階堂さんである。
 
「テレビで見る元気でやんちゃでおバカなアイドルニカちゃん」というわたしたちのイメージを尊重してくれているのかもしれない。
 
聡くんが話してくれたことで、また二階堂さんの男の株が上がった。
 
よく「ニカは楽屋では静か」などといじられているが、わたしたちの前で全力アイドルでいてくれたらそれ以外のところで本当にオフモードでも全然構わないと個人的には思っている。
 
たとえ裏で涙ぐましい努力をしていようともそれを表に出すことをしない二階堂さん。
とてもかっこいい仕事人だ。
 
 
一方で千賀さんはプライベートを含めて24時間365日全てがアイドルという自覚を持っているようである。
 
どんなときだってアイドル。
プライベートでもアイドル。
 
そうでなければ街中で気づかれたいというようなニュアンスのことを度々言うはずはないと思う。*1
 
この人はアイドルになるために生まれてきたのかな、と思うほどだ。
 
しかし、わたしが母親的立場で千賀担をやっている影響なのかわからないが、千賀さんは比較的立ち回りのうまい二階堂さんに比べて、ごまかしたり取り繕うことが得意でないように思う。
 
見てて心配になることが多いし、とにかく誤解をされたくない面が強いという印象である。
 
こちらも印象的な例を挙げると、2015年に自身に関するネットのデマ拡散*2に関して千賀さんはキスラジでわざわざ言及して大変激怒していた。
 
ああいうのにいちいち触れてたら逆に触れない話題のときに変に勘ぐられてしまうのではないかと思ったが、ともあれみんなに本当の千賀健永をきちんと理解してもらいたいんだなというまっすぐな思いは伝わった。
 
もうひとつ、「努力」という項目に関しても、二階堂さんが「努力を人に知られたら負け」だと思ってるのに対し、千賀さんは「こんなに努力した!聞いて!」というタイプである。
 
とにかく俺の全部をきちんと見てほしい、というドストレートさが千賀さんのスタンスだと思う。
 
 
今述べたことをはじめ、なにもかも違うけど小さい頃からずっと隣で一緒に過ごしてきた二人。
 
大きな海にプカプカ浮かびながら、青の千賀、赤の二階堂というタイプの違う二つの波が重なりあう場面をこれからも見ていきたいと思う。
 
 
70億分の2。
 
なんとこの言葉をタイトルにした楽曲がKis-My-Ft2のニューシングル『Sha la la☆Summer Time』の初回生産限定盤Bに収録される。
 
歌ってるのはもちろん二階堂高嗣と千賀健永だ。

*1:本人がこのように述べることと、ファンが勝手に千賀さんを盗撮するのは全く別問題である。

*2:いわゆる「千賀ゲイバー泥酔事件」